デジタル世界のためのグローバルなスキルとコンピテンシーのフレームワーク

責任のレベル: レベル4

自律性

説明責任が明確になっている範囲内で、大きな方針の下で業務を遂行する。個人的責任と権限を十分に行使する。与えられた目的とプロセスに沿って、自身の業務を計画する。

影響度

顧客、サプライヤー、パートナーに対して取引アカウントレベルで影響を及ぼす。他者の作業およびリソースの配分に対してある程度の責任を有する。自身の専門性に関する社外活動に参画する。プロジェクトやチームの目標達成に影響を与える意思決定を行うことができる。チームメンバー、ユーザー、顧客と頻繁に連携し、ユーザーの要求が常に満たされるように配慮する。

複雑度

さまざまな状況において、複雑な技術または専門性が必要とされる広範囲な業務を遂行する。複雑な問題を調査、定義、解決する。

知識

必要となる一般的な業界の知識体系、専門知識体系を、確実に理解する。組織の属する分野の全般的な知識を獲得する。未知の状況においても効果的に知識を活用するとともに、自らの知識の維持及び他者の知識の獲得に積極的に貢献する。新たな情報を素早く吸収し、効果的に適用する。知識獲得の手法とその展開についての認知を計るとともに、自らの知識獲得の推進にも責任を持つ。

ビジネススキル

口頭、文書を問わず、流暢にコミュニケーションを行い、技術とそれ以外の双方の聴衆に対して、複雑な情報を提供することができる。

期間と品質目標を満たすように、業務を企画、スケジュール、管理する。

目的を共有するステークホルダー間の連携を促進する。

適用可能な標準、手法、ツール、アプリケーションを適切に選択する。

自らの業務及び組織の運営に対するセキュリティの重要性を完全に理解する。自身あるいは直近の同僚の業務の支援に必要な場合、セキュリティ専門家の知識または助言を求める。