デジタル世界のためのグローバルなスキルとコンピテンシーのフレームワーク

SFIA 専門家スキル

SFIAは、デジタル世界を動かすデータとテクノロジを設計、開発、実装、管理、保護する専門家が必要とするスキルとコンピテンシを定義しています。

SFIAの専門家スキルは、責任レベルの定義と一致するように定義されています。 SFIAフレームワークには、専門家が必要とする幅広い活動をカバーするための多くのスキルがあります。

SFIAスキルの見方

SFIAは、引き続きスキルをカテゴリとサブカテゴリにグループ化します。 これらには定義自体はなく、単なるナビゲーション支援です。 色分けは、カテゴリを識別するためにも使用されます。

  • これらのカテゴリおよびサブカテゴリは、業務、役割、組織の部門、個人の責任分野などとは異なるものです。
  • 例えば、特定の職務記述書において、複数のカテゴリやサブカテゴリのスキルを組み合わせることは一般的です。
  • グループ分けは、例えばSFIAのスキルを、役割プロファイル、職務記述書に組み込んだり、組織特有のコンピテンシフレームワークを構築したりする場合の、参照の助けになることを目的としています。

多くのユーザーはこれらのカテゴリが役立つと思っていますが、SFIAは柔軟なリソースであり、SFIAスキルは簡単にグループ化して代替ビューにフィルタリングし、特定の業界分野、特定の環境、およびフレームワークをサポートできます。

SFIAフォーカスビュー

SFIAビューは、専門分野、業界トピック、および補完的なフレームワークの選択に最も関連するSFIAスキルのクイックスタートリストを提供します。

SFIAスキルが共通のカテゴリとサブカテゴリごとに編成されているSFIAの完全なフレームワークビューに加えて、他のいくつかのビューも利用できます。 これらのビューは、特定の環境に合わせてスキルをより適切に編成し、それらの環境でSFIAを使用するための追加情報を提供します。 現在利用可能なSFIAビューは次のとおりです。

  • 情報とサイバーセキュリティ
  • ビッグデータ/データサイエンス
  • DevOps
  • アジャイル
  • ソフトウェアエンジニアリング
  • エンタープライズIT

これらのビューは、これらの領域で活動しているSFIAユーザーによって更新され、さらにビューが開発中であり、業界ユーザーによって作成され、利用可能な場合はSFIA Webサイトに追加されます。

SFIAスキルの構造

120を超えるスキルがある場合でも、SFIAフレームワークは平易に利用できるフレームワークです。 この単純さは、厳密な構造を一貫して使用することによって実現されます。構造がわかれば、すべてのスキルを簡単にナビゲートできます。

各SFIAスキルは一貫して提示され、スキルの簡単な説明と、スキルの適用を説明するためのガイダンスノートが補足されています。 これらの後に、関連する各レベルの責任でスキルを実践することの意味についてのより詳細な説明が続きます。

SFIAの専門家スキルの構造

スキルの構造には以下の情報が含まれている。

スキル名：

 

参照目的のために使用される名称

スキルコード：

 

スキルの短縮参照のために利用される固有のコード

スキル説明：

 

スキルの短い定義、それが実践される可能性のあるレベルとは無関係

ガイダンスノート：

レベルの説明を解釈するためのコンテキストとともに、スキルの適用を明確にするためのより広範な説明と例です。 例は説明的なものであり、規範的なものではありません。

レベルの説明：

 

スキルが使用される各レベルのスキルの定義。 フレージングは、専門家コンピテンシとしての使用を容易にします。

スキル構造の例：デジタルフォレンジックでの例示

スキル名：

 

デジタルフォレンジック

スキルコード：

 

DGFS

スキル説明：

 

デジタルデバイスで見つかった資料の回復と調査

ガイダンスノート：

アクティビティには次のものが含まれますが、これらに限定されません。

 -資料の収集、処理、保存、分析

 -調査結果の全体に基づいて科学捜査による証拠を提示する

デジタルフォレンジックの範囲には、コンピュータやデジタルデータを保存できるデバイスで証拠を見つけることが含まれます。 証拠は、セキュリティの脆弱性の軽減、犯罪、詐欺、防諜、または法執行機関の調査をサポートするために使用される場合があります。

レベルの説明：

 

レベル6：組織がデジタルフォレンジック調査を行う方法に関する方針、基準および指針を策定します。必要に応じ外部の専門家と連携するような複雑な調査をリードし管理します。公式のフォレンジック報告書の公開を承認します。

レベル5：調査を実施して、デジタル証拠を含む調査結果を正しく収集、分析し、ビジネスと法務の両方の対象者に提示します。 結論と推奨事項を照合し、フォレンジックの調査結果をステークホルダに提示します。 組織内のデジタルフォレンジック活動を計画および管理します。 デジタルフォレンジックに関する専門家のアドバイスを提供します。 デジタルフォレンジックのポリシー、標準、およびガイドラインの開発に貢献します。 デジタルフォレンジックのツールと手法を評価および選択します。

レベル4：デバイスの複雑なデジタルフォレンジック調査を設計および実行します。 調査を実行するためのリソースとツールの要件を指定します。 ポリシー、標準、ガイドラインに沿って証拠を処理および分析し、フォレンジックの調査結果とレポートの作成をサポートします。

レベル3：デバイスを調査するための標準的なツールと手法を適用することにより、デジタルフォレンジック調査をサポートします。 デバイスから破損、削除、または隠されたデータを回復します。 記録の整合性を維持し、法的に許容される方法で情報と証拠を収集します。