デジタル世界のためのグローバルなスキルとコンピテンシーのフレームワーク

SFIA 7

SFIA 7 - Skills Framework for the Information Age 第7版

2000年に初版が発行されて以来、SFIAは、業界やビジネスの要求に対し、関連性を保ち有用であり続けるため、世界中の利用者による専門的なフィードバックを受け、継続的な改定のもと、成長してきました。  

これまでの版と同じく、SFIA 7は進化しています。多くの変更要望に応え、既存のスキルが見直され、いくつかの新たなスキルも追加されましたが、SFIAの基本的な考えや根本的な価値は、ここまでの20年間と同じく、継承されています。

基本要素によって表される7階層の責務と、多くの専門スキル、7階層の対応する部分に対するコンピテンシーの定義など、構造は変わっていません。 

SFIAは、情報コミュニケーション技術、デジタルトランスフォーメーション、ソフトウェアエンジニアリングなどの分野における広範囲なスキルとコンピテンシーをカバーしています。SFIAは様々な他の技術革新領域にも適用されています

通常の改定作業に加え、SFIA 7は次のようなテーマに焦点を当てました。

  • ソフトウェアエンジニアリング
  • サイバーセキュリティ
  • デジタルトランスフォーメーション
  • Agile と DevOps
  • ビッグデータとインフォマティクス
  • 知識

これらは長年にわたってSFIAにも組み込まれていましたが、SFIA 7において、再検討、改定が行われました。それに加え、今回の版にはSFIAのスキルとコンピテンシーがどのようにして価値を提供するのかという明確な文章が追加されています。

SFIA 7の更新管理者および技術コンサルタント、内容領域専門家(SME)として活躍してくれた Peter Leather には大変感謝しています。さらに重要なこととして、6つの大陸にわたって数百の組織から、要求仕様、ソリューション提案、ドラフト作成、コンテンツレビューをおこなっていただいた、全世界のSFIAユーザー、ボランティアに感謝いたします。SFIAは6つの言語に翻訳され、2018年中にさらに多くの言語に翻訳される予定です。

加えて、内容および貴重なアドバイスの両面で、今回の改定にも多大な支援をいただいた前任の Matthew Burrons にも感謝したいと思います。

SFIAは単なるフレームワークに止まらず、それを支える大きなエコシステムが形成されています。それが、SFIAが世界で最も利用されるスキルとコンピテンシーのフレームワークになっている理由なのです。 www.sfia-online.org

Ian Seward

Chair, SFIA Design Authority Board

2018年5月
Email: [email protected]

著作権

本書の著作権はSFIA Foundationが所有しています。© SFIA Foundation 2018