デジタル世界のためのグローバルなスキルとコンピテンシーのフレームワーク

責任のレベル: レベル5

自律性

大きな方針の下で業務を遂行する。業務は多くの場合自ら仕掛けるものである。指定された技術/プロジェクト/管理目標の達成に対して、全ての責任を負う。マイルストーンを設定し、タスクと責任の割り当てに対して重要な役割を担う。

影響度

専門性を活用することにより、組織、顧客、サプライヤー、パートナー、同僚に対して影響力を発揮する。適切で効果的なビジネス関係を構築する。成果、期限、予算などに関し、与えられた業務の成功に影響を与えるような意思決定を行う。与えられた業務に必要なリソースの配分と管理に関して多大な影響を与える。業務の各ステージにおいて、ユーザー/顧客との協業を主導し、ユーザーの要求が常に満たされるように配慮する。

複雑度

広範囲かつ複雑な技術的、専門的業務を遂行する。幅広くかつ多くの場合予測不可能な状況において、基本原則の適用が必要とされる業務を遂行する。自身の専門性と、より広い範囲の顧客および組織の要件との関係を理解している。

知識

業界においてよく知られている基礎および専門の知識体系を完全に理解している。自身の成長および他者へのメンタリング、コーチングのために、積極的に新たな知識を獲得している。業界やビジネスのより広い範囲の知識を獲得する。他者も利用する標準の定義の助けとなるように、知識を適用する。

ビジネススキル

リーダーシップを発揮する。公式、非公式を問わず、効果的にコミュニケーションを行う。

様々な目的を持ったステークホルダー間の連携を促進する。

業務の時間、コスト、品質の目標に対して、分析、設計、計画、実行、および評価を行う。持続的な作業の改善に関し、要求の分析と、スコープと選択肢に対する助言を行う。提案を行うときは、全ての要求を考慮する。顧客/ステークホルダーの利益のためにある解を提案する場合には、創造性、ビジネス革新、倫理的思考を発揮する。

自らの専門性に関わる分野において、利用可能な標準、手法、ツール、アプリケーションへの助言を行い、選択肢の中から適切な選択をすることができる。

業界における成長についての認知を計る。スキルを最新に保つことを心がける。同僚のメンタリングを行う。

リスクを査定、評価する。

自身及び他者の領域に対し、セキュリティ措置が適切に行われていることを積極的に確認する。必要に応じ、セキュリティ専門家に連絡、連携する。組織全体のセキュリティ文化に貢献する。