デジタル世界のためのグローバルなスキルとコンピテンシーのフレームワーク

スキル

ネットワーク設計

ネットワーク設計および接続性、容量、インターフェース、セキュリティ、レジリエンス、リカバリ、アクセスおよびリモートアクセスをサポートするために、音声、データ、テキスト、電子メール、ファックスおよび画像をカバーする方針、戦略、アーキテクチャおよび文書を作成することができる。これには、通信インフラ、社内外のモバイル、公開および非公開のインターネット、イントラネットおよびコールセンターのあらゆる側面が含まれる。

データベース設計

ビジネス情報のニーズをサポートするために、構造化情報および非構造化情報を保管しアクセスするためのメカニズムの仕様作成、設計および保守を行う。

安全性の設計

保守および再利用を含む、安全関連のシステム開発設計のライフサイクルのすべてのフェーズにおいて、安全性を保証するための適切な方法を適用する。これらには、安全上の問題およびリスク分析、安全要求仕様、安全関連システムのアーキテクチャ設計、形式的方法の設計、安全妥当性の確認と検証、セーフティケースの作成が含まれる。

持続可能性の設計

保守および再利用を含む、エネルギーまたは材料を消費するシステムおよびサービスのライフサイクルのすべてのフェーズにおける持続可能性を保証するための適切な知識と方法を開発、適用する。これらには、エネルギー供給のリスク分析、資産および材料の持続可能な調達に対する指針の仕様作成、システム設計に影響を与えるエネルギーの効率性と持続可能性の要因、持続可能な運用および使用のためのシステム設計、効率的なコード設計と再利用/共有の原則の採用、作業をより持続可能な方法にするための行動変更の実施、運用におけるエネルギーと資源効率の検証などが含まれる。

情報コンテンツの作成

必要に応じ、インタラクティブなデジタル用途のグラフィカルコンテンツによりサポートされる、テキスト情報の設計、作成および提示の原則と実践を管理、適用する。ワークフロー原則を採用し、ユーザーの役割と関与を定義し、コンテンツプロバイダのトレーニングを行う。資料は電子的に(ウェブページの集合などにより)または他の方法で提供される場合がある。このスキルには、品質保証の管理、資料の作成プロセスが含まれる。

検証

適切な検証ツールと手法を用いて、合意されたプロセス基準と業界固有の規制に従い、検証を計画、設計、管理、実行および報告する。検証の目的は、新しいシステムおよび修正されたシステム、構成、パッケージ、またはサービスがインターフェースと共に指定された通り動作し(セキュリティ要件を含む)、展開に関連するリスクが十分理解され、文書化されていることを確認することである。検証には、設計プロセス、テストウェア(テストケース、テストスクリプト、テスト報告書、テスト計画など)の使用と保守、検証を行うソフトウェアの品質の測定と改善が含まれる。

ユーザーエクスペリエンス分析

アプリケーションが動作する利用コンテクストおよび製品、システムまたはサービスの目標を特定、分析、分類および伝達する。ステークホルダーの「ユーザーエクスペリエンス」ニーズを分析、優先順位付けし、必要なシステムの動作と性能を定義する。ユーザー要件の間の潜在的な競合を解決し、有用性の目的を定義する。

ユーザーエクスペリエンス設計

ユーザーエクスペリエンス全体を考慮し、ユーザー要件を満たすためにユーザーのタスク、インタラクションおよびインターフェースを繰り返し開発する。ユーザー中心の評価の結果により設計ソリューションを改良し、実装責任者に対して設計をフィードバック、伝達する。

ユーザーエクスペリエンス評価

ステークホルダーおよび組織の要件が満たされ、必要とされる実践がフォローされ、使用中のシステムが組織およびユーザーのニーズを継続して満たしていることを確認するために、システム、製品またはサービスを評価する。製品またはサービスの有用性のレベルを最適化するため、有効性、効率性、ユーザー満足度、安全衛生、アクセシビリティを繰り返し評価する(初期プロトタイプから最終的な運用まで)。

システム結合

運用サービスを構築するために、コンポーネント、サブシステムおよびそれらのインターフェースの漸進的で論理的な結合および検証を行う。

ハードウェア設計

通常、ITインフラまたはネットワークに統合または接続するための計算装置および通信装置(半導体プロセッサ、HPCアーキテクチャとDSP、およびグラフィックスプロセッサチップなど)の仕様作成と設計を行う。概念を特定し、それを実装可能な設計に変換する。コンポーネントの選択と結合、または設計とプロトタイプ作成を行う。互換性、セキュリティおよび持続可能性を含む業界の基準に従う。

システムのインストール/廃止

計画と指示、および合意された基準に従い、ケーブル、配線、装置、ハードウェアおよび関連するソフトウェアのインストール、検証、実装または廃止を行う。ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントの検証を行い、誤動作を解決し、結果を記録する。構成管理記録を更新できるよう、インストールしたハードウェアおよびソフトウェアの詳細を報告する。

可用性管理

電源の可用性を含む、サービスの可用性のすべての面の定義、分析、計画、測定、維持、改善を行う。サービスの可用性の全体的な統制と管理を行い、すべてのサービスにおいて提供されるサービスのレベルが、費用対効果の高い方法で、合意された現在および将来のビジネスのニーズに一致している、またはそれを超えていることを確認する。

サービスレベル管理

顧客のビジネス要件を満たすため、サービス提供を計画、実施、管理、検証および監査する。これには、サービスレベル契約の交渉、実装および監視、合意されたサービスレベルを提供するための運用施設の継続的な管理、サービス提供と持続可能性目標の改善の継続的かつ積極的な推進が含まれる。

サービスの受け入れ

サービスの受け入れ基準が満たされており、それが展開された際に新しいサービスがサービスプロバイダにより運用可能な状態であることを正式に確認する。(サービス受け入れ基準は、サービスが機能、運用支援、性能および品質の要件を含む、定義されたサービス要件を満たしていることを確認するために使用される)。

構成管理

組織の資産(文書、ソフトウェアとサービス資産、これらの資産の関連する情報とその関係を含む)のライフサイクルを計画、制御、管理する。これには、すべての構成要素(CI)および他のプロセスおよびデータに対するインターフェースの特定、分類および仕様の記述が含まれる。必要とされる情報は、CIの保存、アクセス、サービス、関係、バージョン、問題報告および変更管理に関連する。システム開発の初期段階から、CI ライフサイクルのすべてのステージにわたり、ISO 9000、ISO/IEC 20000、ISO/IEC 27000などの認知された外部基準に従い、状況の記録と監査、セキュリティを適用する。

資産管理

企業資産のポートフォリオを保護、確保することを目指し、運用コストを最小化することによって総所有コストと持続可能性を最適化し、投資判断を向上させ、潜在的な機会を活用しながら、セキュリティ、目録、コンプライアンス、使用と廃棄を含む、管理される全資産(ハードウェア、ソフトウェア、知的財産、ライセンス、保証など)のライフサイクルを管理する。強化された資産管理開発の例としては、資産管理の国際規格の知識と利用、および、セキュリティ、変更、構成管理に対する密接な統合などがある。